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ユニバーサルカーブ

ユニバーサルカーブ
とは、殺人を犯した人の数を年代別に記した折れ線グラフが描くカーブのことである。

これは、大体20代を頂点にした山のようなカーブを描く。

このカーブは大体全世界で共通に、そのようになるらしい。


『生物学的なもので、男(オス)が繁殖年齢に達すると自分がどれだけ強いかということを周りに知らしめるため』らしい。
プライドや顕示欲が深く関わってくるということだ。


しかし、近年の日本ではそのカーブを描かないという。


どの世代でもまんべんなくなっていて、特に青少年の犯罪が著しいわけではない。

『最近、凶悪犯罪は低年齢化している』

とよく言われるがそうではないようだ。
(これは、日本独特の高学歴社会と終身雇用というのが深くかかわっているらしい。
現代の若者はしょうもないプライドよりも周りに波風を立てず、安定した生き方を好むということを象徴している)


青少年の犯罪は、1955年ごろをピークにもの凄い低い水準になっている。


それなのに、石原都知事をはじめ、
『青少年の凶悪犯罪の増加とゲームの関わり』
をひどく主張する方々がいるようだが、実は何の根拠もないらしい。


確かに、最近の家庭用ゲーム機の性能の素晴らしさ、ソフトのリアルさ、生々しさは目を見張るものがあり、酷い場面の出てくるものもある。

全く関係していないかと言えば、言い切れないかもしれないが、あまり無根拠に騒ぎ立てるのはどうかと思う。

そして、自分もそうだが、TVなどで報道される

「極少数の人の稀に見る凶悪犯罪」を見て、

そのカテゴリーに分類されるであろう集団の人全員をその凶悪犯罪を犯した人と同じような目というか、予備軍的な目で見るのはよくないな、

と改めてさっきのニュース番組で思った。

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by aki_toyama | 2005-12-17 00:57 | 社会

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